地域医療連携室では、毎日のように営業の方が来られます。
その中でも、施設紹介会社や、紹介会社を介していないと謳う施設の担当者が圧倒的に多いです。その中でいつも、残念だな、と思うことがあり、僭越ながら個人的な思いを述べさせていただこうと思います。これは批判ではなく、頑張ってお越しになる営業職へのエールだと思っていただけるとありがたいです。
では、残念だな〜と思う、訪問者の様子について述べていきますね。
1) テンプレ通りに話そうとする。
不慣れな営業職の方かもしれませんね。緊張しているのかもしれません。
ですが、
こちらも、多忙ななか、時間を確保させていただき有意義な情報共有をしたいのです。(アポイント取っていただいても、ダイレクトに来られても、です)
質問をしようとすると、テンプレ通りに話したい気持ちが勝つのか、
想定外の質問なのか、💢いらっ💢としたお顔が出てきます。
心の中でこの場はあなたの発表会じゃないんだよ、、と呟き、
残念ながら、そこから先の話はほとんど耳に入りません・・・・(ごめんなさい)
2) 絶対ありがちな想定質問の答えを準備していない
最近流行りの訪問看護を医療保険で入ることができる疾患を優先的に入居させ、
24時間看護師在中を謳う施設。(本当に増えています。)
そういう施設の方に、特定疾病でも、別表7疾病にも該当しない患者ですが、
夜間吸引必要で看護師さんがきっと必要なんですけど、入居できますか?
介護保険の限度額を超えてしまい、月額の負担が高額になってしまいませんか?
と聞きます。
(この辺り、何言っているのか、よくわからないという人は、
遠慮なく私宛にお問い合わせください)
これを聞くのは、療養型病院の医療区分に該当しない患者さんは、
長期療養型の病院に転院ができず、自宅退院が困難な場合、いく先がないのです。
なんとか、安心して帰っていただける先として、先のような質問になってしまうわけです。
そういった質問に、答えられない、その意味が理解できていない、という人も実は多く💦
もしくは、大丈夫です!と、施設の担当者が言い切って帰った後、やはり無理でした、と言ってくるケースの多いこと多いこと。
介護保険と医療保険の訪問看護の制度の違いはわかっていて欲しいなあ、、そして、
施設側の受け入れ状況を正しく理解しておいて欲しいなあ、、と。
ちなみに医療保険で訪問看護を利用できるケースは、厚労省が示す、特定疾患と、別表7疾病です。
介護保険と医療保険の訪問看護の要件は、厚労省のホームページなどでも調べることができます。
3)自分の経歴をアピールするが、それが紹介案件にどのように効果的か端的に話せない。
「私は、介護職を10年以上してきました!」
「私は、病院で救急をたくさんこなしてきた看護師です!」
何にそれが活かせるのか、地域医療連携室の安心感につながることははっきり言ってありません。
具体的にどのようなケースで家族が安心して早期に契約に至った、
ということを伝えてくれるとありがたいのですが。
さて、長くなりました。次回には、では、どういう言葉を連携質が求めているのかを述べたいと思います。
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