美しいひと、美しい言葉
- Chieko Tsukamoto

- 10月29日
- 読了時間: 3分

先日、ある女性から、わたくしのfacebookに”お友達申請”がありました。
すぐには誰かわかりませんでしたが、届いたメッセージを見て、
数年前の記憶が蘇りました。
⇨”そのひと支援研究所”では、看護師や介護職の教育支援をしています。
接遇教育や、クレーム対応、マインドセット、社会人としての心構えなどの
講演や研修をお受けしています。ぜひ「お問い合わせ」欄からご連絡くださいね。
当時、私が毎月訪れていた九州地方の病院がありました。
出張前日。
いつも使っている化粧品が心許ない量なので、いつものデパートへ。
「今日に限って在庫がありません。」
翌日から2泊3日の出張。
困っていたら、店員さんが出張先で手配できないか確認してくださいました。
宿泊先前の老舗百貨店のそのブランドのカウンターで、私が出張中受け取れるように
してくださいました。
そのとき、その九州の化粧品カウンターでお世話をしてくださったのが、
今回申請してくださった女性です。
彼女はずっと前からの知り合いのように、優しく丁寧に接してくださいました。
奇しくも時は、コロナ感染症による百貨店がロックダウンで休業になってしまう直前でした。ご対応がなければ困ってしまうところだったこともありますが、よくわからないことがいろいろ起きて、不安な中だったので、彼女の温かい笑顔と細やかな気配りはとても心に残りましたので、お礼状をお届けしました(が、今回のメッセージまで忘れていました)
その後お返事までいただき、今回、その方から私のことを覚えていてくださって、申請をくださったのです。
美しいひとは美しい言葉で感謝やお礼を示してくれるなあ、と思います。
人を思いやる、相手がどのような状況にいるのか配慮する、ということが
最近本当に減っているような気がします。
そして、それと同時に、当たり前のことを求められただけで「追い詰められた」と相手を責めて逃げてしまう人もいます。
できない自分からも逃げている人たちがSNSに溢れているようにも思います。
できない自分を受け入れ、「追い詰められている」のではなく「なんとかしてあげようとしてくれている」と思うだけで、世界は変わります。
そして、何より「その人のために」と思ってくれている人をいたずらに傷つけません。
そういう方が組織には一定数いて、自分が悪くない理由を探し続けているので変わることはないのだろうなと最近は眺めています。
いくら美人でも美しい人、とは程遠いなと思う人を見るとちょっと胸がキュッとします。
美しいひと、というのは、化粧品で美しくなることではなく、
人としての佇まいだなあ、と本当に思います。
そしてそういう人が化粧品で美しく身だしなみを整えるから、本当に美しくなるのだろうなと思います。
今回、申請をいただき、あの時の感謝の気持ちがまた蘇りました。
ありがとうございました。



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