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部下の愚痴に振り回されないちょっとしたマネジメント方法

毎日暑いですね。


電車通勤のスタッフは、よく遅延を起こす路線のため、少々早めに出勤されています。その方の出勤日は、誰よりも早く、部署内の空気の入れ替えとエアコンを入れてくれるので、私を含む他のスタッフは、快適に出勤できて、ありがたく、いつもありがとうと伝えています。


ところで、私は、少々困ったところがあります。

真面目なのです。真面目のどこが悪いのか、と言われそうですが、ちょっと説明しますね。


スタッフが困った、と言えば、すぐに課題解決思考が発動します。で、状況確認して、分析して、そもそもの点を見つけて、関係各所に解決案を依頼するというのは、熱量と経験と知識で、すぐにやってしまいます。


ところが「そこまでじゃなかった」感を出されることもあるわけです(苦笑)


多分ですが、これを続けていると、「この人にものをいうとことが大きくなる」というスタッフからの見え方になりかねません。肝心なことを報告してくれなくなるかもしれないな〜と昔の私を少し反省しています。


そこで、愚痴を言ってくるスタッフの報告について、ある時から、すぐに発動するのはやめにしました。なぜなら、部下の悩みをなんとかしたい、という「昭和の管理職」的な発動をしてしまうと、気がつけば部下からも、他部署との関係性からも孤立してしまう可能性がなきにしもあらず、だからです。


一生懸命動いてきたのに、「上司は、結局何にもわかってくれない」「助けてくれない」と勝手なことを言われて、骨折り損のくたびれもうけになってしまいます。


おっちょこちょいのハヤトチリの私も色々と長年管理職をする上で、その見極めのポイントを見つけることができた、「ような気がします」。


訴えてきたのは部下の方なのに、なぜか、ギリギリで「逃げられる」。

”こんな対応をされて困りました、なんとかならないものですかね”ミーティングや業務の合間に訴えてくるスタッフの語り。専門的知識も豊富で、他職種からも信頼されています。よく色々と見えるのか、そう言う訴えが多い方でもあります。

はじめに述べたように、昭和の管理職魂が残っている私は、ついつい、すぐに行動に出てしまいますが、状況を十分に把握していないと、大火傷をする場合もあります。


せっかく、訴えてきた内容を猛スピードで解決したのに、その人からすれば、”愚痴を言った自分のことが露呈するのが嫌だ”とか、むしろ、頑張って問題解決したとしてもそれで周りも業務改善を求められることになってしまったりすれば、”自分はそこまでは思っていなかったのに”と徹底的に悪ものになりたくないのが本音であれば、頑張った管理職だけが孤立してしまう、なんてことにもなりかねません。


頑張っちゃう管理職の皆さん、そんな経験ありませんか?

”あなたが困るって言ったから頑張って解決したのに!”と愚痴りたくなる方もいるでしょう。


解決することが必要なのか、どこまで本気で考えているのかを知るための質問力

そこで、わたしは、

「”どうしようか”」

「それってどこに影響あるかな」

「一番問題になることは何?」

「◯さんは何が一番引っかかった?」

と質問していくようにしています。

しっかり共感をしながら、状況を把握しつつ。

この質問に答えることで、時にはその部下は自分の訴えの矛盾に気づくこともあります。


部下が問題、と言っている対象者や場面に寄り添えるような頭の整理を促す

色々と問題提起してくる人は気づきの多い人です。

大きな問題解決が潜んでいるかもしれませんが、時に「自分と同じように相手もちゃんとわかっているはずだ」という思い込みもあります。


そこで、部下の言葉や感情、せっかくの訴えを否定しないように、

”それって専門職でない人でも気づけることなのかな?”

”それに気づける◯さんってすごいな、って思うけど、他の人もわかるものなの?”

と相手の立場、能力、それが可能であったか不可能だったか、という冷静な視点に気づかせることが重要です。

そのままの相手を受け入れることで、部下はもう少し柔らかな、多視点を持てるようになり、そこで、それは難しい要求であった、と言うことに気づくことにもなります。


課題解決を促すきっかけを作ってみる。

訴えが、二人の会話では愚痴か問題解決が必要か、少々わかりにくい場合は、「これって、一旦部署内で話し合ってみる?」という問いをしてみることにしてます。


そう伝えた時にそれを肯定的に捉えてくれたら、きっと本気でなんとかしなければ、と思っているのかもしれません。


その際、背景がしっかり見えてこない、不確定要素が大きい場合で、部下が確認できそうな事案は、「この点についてちょっと聞いてみて(調べてみて)おいてくれる?」とお願いしてみましょう。

冷静に、現状把握ができるきっかけにもなります。


それが難しい状況、たとえば、アクセスできない情報のことだったり、他部署のことで直接のやり取りより上司を通しての方がスムーズな場合などは、自分で少し調べてみることで、課題は見えてくるかもしれません。


単なる愚痴の場合は、一つ目で、「いやいや、ちょっと困ったな、と思っただけなので」。で終わりますし、共感してもらったことで少々気持ちも解れます。


ただし、その部下が”モヤっとした”ことは事実であり、部下の能力で、まだ見えない問題が潜んでいるかもしれませんし、上司側のあなたも報告から見えない問題があるので、”単なる愚痴”と”今は”分類したことも、将来、問題として浮き彫りになることも。


なので、「そう、嫌な思いしたね。またなんかあったら言ってね。◯さんが嫌な思いをしながら働くのを見るのは嫌だから」で、一つの区切りをつけ、いつでも訴えていいことを、伝えておくことも重要だと思います。


とはいえ、愚痴を言うスタッフは、仕事量や、自分の扱いに不満がある場合、他者の愚痴を言うことで、自分の現状を遠回しに伝えていることもあります。愚痴を言わせてしまっていることについて、頑張りに対しての感謝を示すことのほうが、すぐに動いてしまうことよりも大切かもしれませんね。

 
 
 

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