電話でわかってしまうこと〜地域医療連携室看護師のひとりごと
- Chieko Tsukamoto

- 5 時間前
- 読了時間: 4分

過日の話。
その日は、担当部署の病状説明ラッシュや、他職種カンファレンスラッシュで、バタバタしているMSW。
何かあったら、サポートする私たちではあるが、今日は様子が違った。
地域のケアマネジャーから電話。入院中の患者さんのご担当をしてくださっている。
以前も、家族の感情的な「ちゃんと見てくれているのかしら?」という電話を受けたその人は、同じボルテージで、こちらにそのまま問い合わせに来たことがあった。
すぐに行って状況を確認したいとのお申しでだったが、入院経過などを時間をかけて伝えるには、毎日シフトで管理されている病棟ナースが対応するには、事前の準備が必要である。
その旨をお伝えし、本日の対応は難しいとお伝えした。
看護師の手を煩わせず、顔だけ見たいから、とのことで、それならばと病棟にお願いし、面会を許可してもらった。それくらいややハイテンションで電話をかけてくるかたで、思いが達成されるまで引かないであろうと思われる長電話だったからだ。
結果、そのケアマネは、本人のところにはちらっと見ただけで、担当でもないナースを捕まえあれやこれや長い時間聞いてしまい、ナースはカルテを見ながらお答えしてくれたため、とても迷惑をかけた。しかしその事実を確認しても「見に行っただけですよ」。
疾患の特性上日常生活動作の介助が必須の患者さんばかりのため、ナースがゆっくり椅子に座っていることはなく、いつもばたついているのが現実。
それでも、患者さんやご家族からいつも担当ナースは話を引き出して記録に残し、担当者の多職種チームに情報を共有してくれている。
それでも当日対応ができないことはこの時点ですでに伝えていた。
そして今回。
文頭で説明したようにMSWは非常に大変な1日だった。そこへそのケアマネから電話が入る。
MSWは「今日は電話を取る時間が取れないので、必ず後ほどかけ直すので」と代表番号対応者に伝える。急ぎかどうかは、もちろん確認済みだ。
急ぎではないので、電話番号をお伺いし、電話を切ってくれていた。
その後も昼まで3回、かけてきており、「まだ⭕️⭕️さんは開かないのか」という問い合わせに、最後は「じゃあ、病棟看護師さんに聞けばいいですね、繋いでください」と自己判断でつなぐ先まで指示してこられたという。
担当MSWに繋ぐようにとの指示であることから、電話が回ってくるたびにMSWは掛け直すので、という対応をしている。
代理の人ではダメなようだった。
その事実を知ったのが昼頃。
MSWから報告を受け、以前のこともあるので、やや困った様子であった。
3回もかけてくるから何かどうしても知りたいことかもなので、ひとまずケアマネに電話を入れてあげてほしい、と指示をした。
そこから、、、電話がつながった途端、細かい日常生活動作の内容の確認、リハビリの時間内容、などなど、20分以上確認が入った。
念の為伝えると、このケースはまだまだリハビリが必要で退院は月単位で先の方である。
ちゃんと退院前のカンファレンスは1ヶ月前に行い、準備を整えて退院させているのがうちのセオリーだ。
MSWは医療職ではない。それでもカルテを見ながら、ナースの記録、リハビリの記録を探り探り、答えている。20分以上電話口に拘束されている。
中に、なぜ、このリハビリが少ないのかなども向こうのチェックのような文言が入る。
(この時点で電話を代わりたくなったが、頑張ってくれた)
ご自身の知りたい情報が得られないのか、「やっぱり見に行きます」との返事となり、
前回のこともあるので、日程調整をきちんとしてもらうようお願いして、やっと電話を切れた。
これって最初からアポイント取ってくれれば、3分で済んだ話ではないですか?
そもそも、1ヶ月先のADLは変わってるはずなんですよね。。。。
家屋調査の提案も、その他の提案も丁寧にするうちのスタッフたち。。。。
これって、誰のための電話なんでしょうねえ・・・
時々いる、専門職だからこその「自分が納得したいだけ」の仕事のやり方。
可哀想なMSWはかなり遅めにご飯に行きました。「ついてない」というお顔をしましたが
本当に、可哀想だった事案でした。
支援をする仕事は、誰のために動いているか、を大切に見たいと思っています。
それを忘れたら終わりだな、とも思います。
患者を中心に考えた時、ともに支援する人同士が手を繋げないような関係性って
難しいと思うのです。
ところがもっとやばい方もおられて、本当に困ったケースもあります。
これを読まれた皆さんにも考えてもらえたらなと思います。



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