フィジカルアセスメントが必要な意向の確認〜連携室に看護師がいる意味(退院支援)
- Chieko Tsukamoto
- 7月14日
- 読了時間: 3分
病院によっては、「地域医療連携室に看護師不要論」があるらしい。
ある地域の連携の会議で関係者が嘆いていた。
それは、看護師に退院調整、退院支援のノウハウがないからなのか、
そもそも経営方針なのか(患者を右から左に移すだけでいいという考え
、埋めればいいという考え)、
それはわからないのだが、先日出会った事例で、考え込んでしまった。
回復期病棟への転院希望の患者。
総合病院連携室のMSWからの連携だ。
私は看護師としての視点も加えて、そのケースを眺める。
元々癌の治療中。その中で、転倒し、骨折をした。
骨折に関しての手術は終了し、クリニカルパス通りに転院調整をしてきた。
癌の治療中だからと断ることはないが、どうも転倒した理由が、癌の経過に影響しているように思える。
予後予測を聞けば、回復期入院期間と変わらない。
以下こちらからの質問と答えの抜粋をする。
リハビリに関してはどのように捉えておられるのですか?
⇨医師との話で歩けないなら、歩けるようになって「元気になってかえってきてほしい」
高齢の独居なので。
癌はアクティブな治療中ですか?
⇨抗がん剤治療中でした(むむむ?)
ご家族の意向は?
⇨DNRです。(????いきなり)
リハビリは可能ですよね?
⇨現時点では可能です(いやいやいや・・・)
これ、急激に癌の進行で悪くなる可能性ありますよね
⇨(一旦確認後)あります。
がんによる病状が悪くなった時って?
⇨治療をしないDNRなので、うちでは引き受けられないと思います。
今回は、癌の治療ではなく整形外科の入院です。(むむむ?)
予後が数ヶ月なのに、その期間をリハビリ病院で過ごすということの同意は取っておられますか?ご家族はそれでいいと?この時期に、ご家族は今まで通りで良いと?
⇨リハビリをご希望です。
そのような話は特にしていません。(選択肢を与えていないということね)
転移性のガンなので、痛みが出てもペインコントロールも難しいかも、ということまで話されていますか?
⇨内科でどのような説明をされているかは知りません。
癌末期でもリハビリで受けることはもちろんしています。緩和ケアに送ることもありますし、在宅看取りの調整ももちろんします。
ですが、癌の治療を受けている同じ病院で、そのことについて十分話されず、大事な最後の時の選択を与えられず、「こんなはずじゃなかった」となるのが目に見えているのに、と思うのは、フィジカルアセスメントのできるナースが連携室にいるからこそ、問い直せることかもしれません。
先方の連携室のかたも、ぜひ、私の質問をそのまま病棟に帰して、患者さんの意思決定支援に活かしてくれたらありがたいのですが、、、。
病棟の看護師が忙しい昨今だからこそ、連携室のナースがその意思決定支援や意向確認をフィジカルアセスメントに基づいた、サポートをすることが必要だと感じています。
いかがでしょうか?
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